2002.08.06掲載 高木さん

 

 25年のスパンを考える

 私は会社人生を終え、潤いのある生活を目標に日々を送っている、テナー担当の63才の高木です。

 入団は平成12年の7月で、ちょうど2年になる。合唱経験が無く、音取りも出来なかった私を温かく迎えてくれたのが「くさぶえ」だった。 とは云え、(社)全日本合唱連盟発行の「ハーモニー」の熱烈な愛読者でもあり、コンクール他各地の合唱祭にはたびたび足を運んでいたので、 合唱団の雰囲気は理解していた。にもかかわらず、何故か「くさぶえ」に入団していた。それは多くを語らなくても、 見学・入団してみると理解される。指揮者、ピアニスト、団員が常に一体となっての音創りに努力しているからである。 仕事が忙しい中でも、夜の8時過ぎ、9時過ぎでも参加しようとする団員の熱心さに心がしびれる。そして運営方法にもあると思った。

 さてさて、団の歴史は25年の伝統の中で、機関紙発行300号となり、色々な情報を授けていただき、新しい情報が頭の中に入って来た。 団の歴史が半世紀50年になると、機関紙も600号になり、そして我が年令も88才と目出たし目出たしの計算になるが、 はたしてそれまで団に所属させてもらえているかどうか!!破門になっているかも。あるいは名誉団員になり、 演奏会に招待されるのではないか。そんな思いを馳せさせてくれる「くさぶえ」です。

 これから更に発展させ団の歴史を創造していく団員と私自身が、これからの25年を目指してスタートしたところです。 毎週水曜日を中心に生活がまわっていて、なにしろ毎回単純に楽しいと云うことだけで、現在もレッスンを続けている。 音の方は「その内何とかなるだろう・・・」と25年のスパンで考えている、それを許してくれる(?)「くさぶえ」です。

 25年後には、家内・子供・孫・曾孫の四世代が、定期演奏会の会場に顔を並べているのをステージから見れる様・・・、 思いを描きながら練習を重ねたい。

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