2005.10.02掲載 島田さん(2回目)

 

バスパート所属 島田 57歳 「合唱」そして「くさぶえ」にはまった男

 現在は、来年の3月12日の「第14回くさぶえ演奏会」に向けて、一歩一歩、完成度の高い曲を目指して 団員みんなで努力しているところです。今回は親しみやすい曲も数多く有りますので、今からの入団も大歓迎ですよ。

 現在練習中の曲から島田が選ぶ島田好みのベスト3!

1.「小さなぐみの木」 ロシア
 男女を樫の木とグミの木にたとえて歌う恋のうたせつない恋の歌が大好きな私です。

2.「わが大地のうた」 日本
 壮大なスケールを感じさせる、歌詞も曲も歌っていると自然の景色のイメージが浮かんできます。

3.「落葉松」 日本
 落葉松の秋の雨に 私の手がぬれる・・ 名曲ですねぇ。歌い継がれるには、曲にそれなりの魅力があります…。

 合唱団「くさぶえ」に入団して、9月で3年と3ヶ月が経ちました。もともと音楽好きの私が、 高校時代に市民合唱団に1年半位い入団したあと、40年近く経ってから、もう一度音楽の趣味を楽しみたいと、 いろいろかじった楽器ではなく、手軽に楽しめる合唱に再挑戦したのです。大規模な合唱よりも、ダークダックのような 気心の合った数人で楽しめたら・・という夢を抱いていましたが、私は未経験に近いので、最初からそれは可能性なし。 インターネットで調べて、今大好きな「くさぶえ」に出会う事が出来たのです。(バックナンバー参照)

 合唱団で歌うというのは、単純なようで複雑です。自分の歌唱力と団のセベルが合わないときついし、 合唱団のメンバー同士、どこまで信頼しあえるか、意見は違っても、お互いを認めあえるか、という事も重要ですし、 指揮者が気にくわなければ、練習している曲がたとえ自分の好きな歌であっても、嫌になるでしょう。
 「くさぶえ」のメンバーは、私には最高です。レベルの高い人、地道に努力する人、団のために活躍してくれる人、 雰囲気を作ってくれる人、新人に気配りする人、音取りの苦手な人を優しく支援する人、ほんとうにいろいろな人が居ます。
 そんな中で、私の希望も次々と実現しています。「男声合唱」は、混声とは違う魅力があります。 やってみたいなぁ・・の声に、段取りを立てて練習し、合宿などで発表する事が出来る状況になりました。 来年の演奏会では、男声合唱2曲、女性合唱2曲が発表されます。少人数での合唱も、団内でグループを作って練習し、 折に触れて発表しています。
 本来の「合唱団」の合唱の楽しみ以外に、いろいろな事に挑戦できる「くさぶえ」が、私はほんとうに大好きなのです。

 さて、合唱というのは奥が深いですね。みんなで歌っているのに、全体の音が下がってくる事があるのは初めて知りましたし、 4パートが同じ音を歌う「斉唱」が、こんなに難しいとは思いもよりませんでした。私の課題は、最初の30分でやった発声の練習が、 その後の練習に反映されない事。バリトンなのに、低い音も、高い音も出ないこと、ノンブレスで歌うのが苦手(息が続かない)など、 たくさん有りますが、合唱はやはり楽しいものです。音が合い美しいハーモニーが出来た時は、気持ちいいですし、 全員の呼吸が一つになった瞬間は、個人では絶対味わえない快感です。また、練習を重ねて、一つの曲が仕上がっていく課程を経験するのも、楽しみです。
 最近気が付いた事ですが、他の合唱団の演奏を聴いたときに、内田先生(くさぶえの指揮者)なら、あんな歌い方はさせないだろう、 とか、うちならあんな表現方法はとらないだろう・・と、団員の何名かが同じような感想を持つことが有ります。 それだけ「合唱団」にとって指揮者は、その曲の表現方法には多大な影響力を持っています。
 選曲は個人によって好き嫌いが違うので、結構たいへんです。今回の演奏会には私の好きな「ロシア」の曲も取り上げて頂きました。 が、いいと思っていた曲が合唱としてはピンと来なかったり、こんな曲歌うの嫌だなぁ・・と思う曲が、 合唱してみると好きな曲の一つになったり、現実は様々なのです。
 合唱団に入ってもう一つの楽しみは、自分が知らなかった、ステキな曲に出会える事です。世の中には自分が知らない、 すばらしい曲がたくさんあるんですよね。

 人と出会い、曲と出会い、ハーモニーと出会い、すばらしい出会いがあなたを待っています。 あなたも一歩、歩き出してみませんか、新しい道へ。

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