2012.8.7 掲載 なみきさわこ さん

家と職場を往復する日々。

共すれば、家事も間に合わないほどの日々の中で、このまま時間が過ぎて
行ってしまうのかなーなどとアタマを過ぎりながらも、結局なんとも動けずに
いました。何かしなくては!と思いながら幾年。静かにサラリーマンを続けて
いたわけです。

職場に不満があるわけではないけれど、職場以外のコミュニティに大変惹か
れた時期って誰しもあると思います。

私の場合、まさにあの時期だったなーと振り返って思います。
例えばヨガとかフラダンスとか、習い事を通してあたらしい分野にチャレンジする道
もあったと思います。
もしくは地元の祭りを手伝ってみたりなど地域活動に生き甲斐を見つけてみようか
と思ってみたりもしました。
実際周りにはたくさんの選択肢がありました。
 しかし、手元にある時間は限られており、「何かしたい」を実現するにはその物事
の内容以上に環境や条件が大切なのも事実で、多くの選択肢の中から私を合唱に
導いてくれたのは、
 
何より練習場所が通勤経路だったこと、練習に用意する持ち物が少ないことでした。

惰性かもしれませんが、これはとっても大切なことで、バタバタしがちな毎日を続
けていても充分に合唱の時間を割くことが出来ています。
そのようにして初めた合唱は、いつでもワイワイたのしく、大きな声が出せたり、
感覚を言葉に出してみんなと共感出来たり、待ち合わせのやり取りもなく毎週決
まったところへ行けば顔見知りに会えたり、私の「何かしたい」気分をたっぷり満
たしてくれています。

ああ、合唱。
奥の深い世界です。

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