2017.1.5 掲載 浜中さん

合唱団「くさぶえ」に出会って1年

ソプラノ 浜中みち子

 合唱経験がなかった、おまけに興味がなかった私が毎週水曜夜、船橋からほとんど休まず通っているのはどうしてだろう?ふと考えてみました。

 普段、地元で演劇鑑賞会の役員の仕事など毎日のように予定がびっしり。

手帳は真っ黒。たまの夜などはのんびりしていたい、はずでした。

 3年前、「ムジカ音楽・教育・文化研究所」主催の“夏の合唱講座に参加したのがきっかけでした。歌いたい、のではなくゲストの藤原真理さんのチェロ演奏を聴くだけだったのが、その経験が心に残り、その後合唱講座に入り(私の意志で)、「くさぶえ」のお仲間に熱心に誘われたためです。

 入団後、いきなり“第18回 演奏会”の仕上げ、本番!へ。度胸がいいのか厚かましいのか。「早春賦」から素敵な小品の数々、武満徹、「白いうた、青いうた」、つぶてソング、そしてメインは「無名戦士」。感動の時間でした。

 それから今日までどれだけたくさんの歌を教わり、みんなで歌ってきたでしょう。馴染みのある歌はほとんどないのに心が惹かれるのは何故?

 内田功先生のご指導、選曲、ピアノ伴奏の金澤さん、お仲間がつくる空気感がいいのです。

 運営委員長がいて、練習部、組織部、機関誌部など自治がしっかりしていて民主的に運営されている、学生時代に還ったようです。それから今年は、新宿合唱祭などいくつもステージがありました。衣装も着回しできるもので、お金もかからず“歌で勝負?”の「くさぶえ」がとてもいいなーと思っています。

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